試用期間

◎試用期間

 日本と同じです。 香港でも、試用期間は「従業員として採用するにあたって、採用予定者の適格性(仕事の能力・勤務態度・適性)などを判断するため、入社から一定期間を試用期間として設け、特に問題がなければ採用となります。
香港の雇用条例には試用期間の長さについて規定はありません。 一般的には、3カ月にしているところが多いようです。 

 外国人の雇用に不安な場合は、事前に試用期間の短縮・延長を雇用契約書や就業規則に明示しておきましょう。


◎試用期間中に評価する側の注意点

(1) 言語(日本語・外国語)の違いを意識しすぎない。
(2) 本人との面談は1ヶ月ごとに設定する。
  (特に試用期間の最初の1ヶ月は重要)
(3) はっきり、評価を伝えること。
  (パフォーマンスの不安点・評価は必ずフィードバックする)
(4) 本人からの希望・意見もよく聞く。


◎日々のマネジメントが重要になる

 労働条件の中で最も重要な項目は、職務・賃金・就業場所。 従業員の適性が会社の期待と違っていると感じた段階で早めに話し合う。


◎試用期間中の評価方法

会社がすべき評価ポイントは、日本人と同じ。
(1) 職務遂行能力(業務知識や問題解決能力等)
(2) 勤務態度(職場での協調性、積極性等職場・風土への適性)